目標設定をしたものの、それを達成できず失敗に終わった経験がある人もいるでしょう。しかし、そこで諦めてはいけません。なぜ失敗してしまったのか、原因を知り成功につなげるコツを紹介します。
自分のスキルや成長度を見誤ってしまうと失敗する可能性が高くなります。失敗例として最も多いのは、現実的ではない個人目標を立ててしまうケースです。個人目標は、あくまで達成可能な範囲で設定しなければなりません。簡単に達成できる目標もよくないですが、だからといってハードルが高すぎても自分の成長を感じにくくなってしまい、自信を失う原因になります。大きな目標を立てる際には、必ずそれを達成するまでの小さな目標も設定しておきましょう。段階的に小さな目標を設定し、最終目標を達成するまでの道筋を用意することが大切です。
また、目標が曖昧な場合も失敗する可能性が高くなります。具体的な目標を立てて、数値化できるようにしておきましょう。期限を決めていないといつまでも目標を達成することができません。あらかじめ期限を設定して、そこから逆算していつまでに何をすべきかを明確にしてください。
個人目標を達成するためには、初めての物事や今の自分にとってハードルの高い仕事をする際に、それをどうとらえるかが重要になります。困難が立ちはだかった際に、成長のチャンスととらえるか、または失敗を回避しなければならないとマイナスにとらえるかで今後の道筋が大きく変わります。当然、前向きにとらえて行動した方が成長につながります。困難に立ち向かい、結果的に上手くいかないこともあるかもしれません。しかし、その経験は必ず今後に活きてきます。後輩を指導する際にも役立つでしょう。
また、行動を継続するように心がけてください。いわゆる「継続は力なり」です。初めての仕事を完璧にこなせる人はほとんどいません。何度も挑戦して、時には失敗しながら徐々に成長していきます。一度の失敗ですべてが駄目になると考えず、次に活かす意識を持ちましょう。
目標を達成できなければ、当然ながら気持ちは落ち込みます。仕事に対するモチベーションも上がらず、働くことが嫌になってしまうかもしれません。そうなった時は、設定した目標を見直す機会を設けてください。短期で達成できる目標を設定し、モチベーションを維持しましょう。また、同僚や先輩に相談するのもおすすめです。他人の考えや着目点を知ることで、新たな発見があるかもしれません。