中堅介護職の目標設定

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勤務年数4~9年の中堅介護職

ある程度の経験を積んだ中堅介護職の個人目標の具体例やおすすめの資格を紹介します。中堅になると利用者への対応だけでなく、後輩を指導する役割も担うことになります。

勤務年数4~9年の中堅介護職

中堅介護職の個人目標とは

中堅介護職が個人目標を立てる際の例としては、「後輩の指導・教育ができるようになる」「利用者やそのご家族からの質問に対して適切に回答できるようになる」「利用者の状態に応じたケアができるようになる」「国家資格を取得する」などとなります。

介護福祉士を取得しよう

中堅介護職が取得すべき資格として挙げられるのは、「介護福祉士」「介護支援専門員」「社会福祉士」「サービス提供責任者」などです。この中でも特に取得しておきたいのが介護福祉士です。介護福祉士は介護分野で唯一の国家資格で、この資格を持っているかどうかで待遇が大きく変わります。厚生労働省では勤続10年以上の介護福祉士に対し特定処遇改善加算を行っていることからも分かる通り、非常に重視されている資格です。介護職員初任者研修取得者と介護福祉士取得者の給与を比較した場合、月4万円(年間48万円)もの差があります。

仕事の幅が広がる

介護福祉士を取得するメリットは給与面だけではありません。仕事の幅が広がり、上位の役職を任されることになります。仕事に対しても違う角度からアプローチできるようになり、より大きなやりがいや達成感を得られるでしょう。

働きながらでも取得可能

介護福祉士になるためには国家試験に合格する必要があります。いくつかのルートがありますが、ここでは働きながら資格を取得する方法を紹介します。働きながら資格を取得する場合、介護職としての実務経験が3年以上かつ実務者研修を修了していることが条件です。新人の頃に取得した実務者研修がここで活きます。働きながら介護福祉士の取得を目指す場合、資格取得支援のある職場で働くことをおすすめします。

試験の内容について

介護福祉士国家試験は年に1度実施されており、筆記試験はマークシート方式です。合格率は毎年70%前後で推移しており、そこまで難易度が高いわけではありません。とはいえ、国家資格なので事前にきちんと勉強・対策をしていなければ試験に落ちてしまいます。1日の勉強時間や試験までのスケジュールなど、目標設定を忘れずに行ってください。試験に合格するためには、過去問対策が必須です。過去問を中心に解きながら、分からない部分はテキストなどを活用して理解を深めてください。範囲が広いので、すべての内容を完璧に覚えるのは効率的ではありません。過去問の内容から傾向と対策を練っていきましょう。以下に参考になるサイトを紹介します。