介護職の個人目標の立て方

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個人目標の立て方

介護職が個人目標を立てるにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。目標設定の基本を確認して、個人目標を立てる際に役立ててください。どういった点を意識すべきか、以下に紹介します。

個人目標の立て方

課題を洗い出す

まずは、今抱えている課題を洗い出してみましょう。誰にでも当てはまるような個人目標を立てても意味がありません。課題を洗い出すことで、いつまでに目標を達成すべきかが明確になります。課題が明確でなければ、目標を達成できたかどうかが判断できません。今の時点での自分の状況やスキルを再確認して、やるべきことをリストアップしていきましょう。

理想像を描く

自分がどのように介護職として活躍していきたいか、理想像を思い描いてください。身近に理想とする先輩がいるなら、その人の行動や利用者とのやり取りをよく観察し、直接アドバイスをもらいましょう。他人の個人目標を参考にしても、それを自分が達成する意味を見出せなければ努力し続けることはできません。やりがいを持ちながら日々の業務に取り組めるように、自分と関連する個人目標を立ててください。苦手なことを明確にするのも大切ですが、得意なことにも目を向けてください。自分の魅力や強みを発揮するための個人目標を持つことも大切です。

数字を用いて具体的に

自分の掲げる理想や課題に対し、どのようにアプローチすべきかを検討し、具体化してください。今後の目標や行動を具体化する際には数字を用いるといいでしょう。「1日○○分間は勉強する時間を設ける」「毎日利用者と○○分以上コミュニケーションを取る」といった具合に、具体的な数字を設定します。
また、個人目標を達成するまでの期限を設定してください。期限がないと余計に時間がかかってしまうだけでなく、中途半端な状態で終わるリスクが高くなります。具体的な期限を設定し、「○月までに○○をする」といった意識を持って日々の業務に取り組みましょう。

レベルに応じて臨機応変に

目標設定をする際に忘れてはならないのが、あくまで実現可能な目標にすることです。ハードルが高すぎる目標を設定すると、モチベーションを維持することが難しくなります。また、自分の仕事に対して自信を失ってしまう可能性もあります。長期的に大きな目標を設定する際は、それと同時にすぐに達成できる課題も設定してください。
なお、個人目標は設定して終わりではありません。定期的に進捗具合を確認しながら、状況に応じて修正していきましょう。臨機応変に内容の見直しを行い、ゴールに向かって進んでいってください。